三三九度の杯を神前結婚式と思われているが、必ずしも神前結婚式と三三九度は直結していない。そもそも神前結婚は大正天皇の結婚式で行われたのが皇室でも始まりである。つまりそれ以前は皇室でも神前結婚はおこなわれていなかった。よく皇室=伝統のようにいわれるが現在おこなわれている皇室の行事の大半は明治になってからでっちあげられたものである。だから「日本古来の伝統」というのはインチキである。「明治になって定められた」というのが正しい。
もともと日本の結婚式は田舎の結婚式を見ればわかる通り神前ではなく人前である。集まったムラの衆の前で固めの杯をあげる。そこにいるのは祖先であり氏神、八百万の神である。 それを明治天皇制がマネたのだ。
結婚式場などでもっともらしくその由来を言うがなんとその根拠は「明治神宮」だったりする。明治神宮は明治天皇を祀った神社なんだから、死んで明治天皇の名がついた人を祀っただけで歴史の浅さはいうまでもない。
三三九度ははるかそれ以前の鎌倉時代には、祭りだけでなく、戦いの前に飲み終えた杯を叩き割って雄たけびをあげたことでも明らかである。
たがらいまでもまっとうな神社の結婚式では三三九度をあげないところがある。
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