2010年10月25日月曜日

偶然

 人生にはいろいろな偶然がある。その偶然がいろいろと重なることがある。物事のいろいろな場面に居合わせたり人との関係が重なることがある。私も学生運動の頃からその後もいろいろな場面に居合わせてやったことが誤解をされることが多い。先日亡くなった友人たちにも『黒幕』『悪役』と言われたことがあったがそれは笑い話になるだけだからいい。
 でも偶然そんな変な場面に居合わせたり人と関係することがなぜか多いのも確かである。学生の頃、総理だった佐藤栄作の警護の内側に巻き込まれて並んでしまって脂ぎった赤ら顔を間近にみて「おぉ さすが」と思ったり、古くは大野伴睦や自民党の大物大臣議員とまともに喧嘩をしたり仕事では共産党の最高幹部と身近に接しシークレットなこと巻き込まれたり、たまたま行ったイベントで魁の武村と二人だけで取り残されてのんびり話をしたり・・・といろいろある。組合の仕事をしている頃も大きな役割をする人の近くにいることが多く結果として重要な場面に居合わせたことが多かった。そんな偶然が変な誤解を生んでいるようだ。これは自分だけでなく、
 先祖も日本の将来を決する場面に居合わせて仕事をした。そのなかではいろいろ誤解や逸話がつくられている。それとは別だが先日も母方の叔母と話していたら「伯父さまは伊藤博文さんが暗殺された時にその弾に当たったのよ。でも安重根は立派な奴だったと言ってらっしゃった。その弾は憲政会館に展示してあるの」と言っていたが、へぇ~そんなこともあったんだと思うともに自分を撃った暗殺者をきちんと見ることができるのはたいしたものだと思った。
 どうやらいろいろな偶然にいあわせるのはしかたがないのかもしれないし、そしてその場面でそれなりにできるだけのことをするのも当然だからしかたがない。とりあえず『誤解』をおそれたこともないだけだ。

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